東京 兜町散歩

東京でお金にまつわるお散歩コースといえばやはり金融街の兜(かぶと)町でしょう!ということで久しぶりに晴れた休日に行ってきました😊

散歩所要時間:約30分

江戸橋から左手に瀟洒な建物を望み、ぐるりと東京メトロ茅場町駅手前の角を曲がって真っ直ぐ歩くと左手に東京証券取引所があります。1878年(明治11年)に設立し、何度か建て替えられ今の姿になりました。2021年NHK大河ドラマ(『青天を衝け』)でお馴染みの渋沢栄一らの尽力によって開業したのですが、当初はたった4銘柄のみの取り扱いだったそう。

  

今はコンピューターで売買されていますが、開業から約120年くらいは立会場(たちあいじょう)で行われていました。当時の様子がYouTubeにあったので興味がある方は見てみてください。よくこんなアナログでやっていたんだなぁと感心(サインとか全然わからないし!笑)、そしてそれがそんなに昔の話ではないことにも驚きました。IT化のおかげで個人投資家も簡単に売買ができるようになったんですね。

1985(昭和60)年頃撮影:立会場事務合理化システム導入前の立会場

ちなみにこの立会場の跡地には「東証Arrows」がオープンし、売買監理をしている様子などを見学できるそうです。緊急事態宣言中で今は中止しているみたいですが、コロナ禍があけたら行ってみたいです。

次は兜神社ですが途中、現在日本橋川沿いにある日証館の場所には関東大震災前まで渋沢栄一の旧邸があったそうです。建築は東京駅の設計でもお馴染みの辰野金吾です。明治時代のにおいがプンプンしますねぇ。

さて兜神社ですが、1878年東京株式取引所(東京証券取引所の前身)の設立時に造営されたそうです。商業の守護神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀り、大黒様と恵比寿様も合祀されています。兜岩も源義家が東征の際に岩に兜を懸けて勝利を祈願したことに由来しているなど、証券界の守り神のような存在みたいです。ただ、場所がちょうど首都高速の真下なのでちょいと騒がしかったです😅

 

最後は日本初(1873年)の銀行、第一国立銀行発祥の地(現みずほ銀行兜町支店)です。今はレリーフとパネルがあるだけですが、証券取引所と併せてここから日本の経済発展が始まったのかと思いを馳せました。ちなみにこの第一国立銀行設立を担い、初代頭取になったのも渋沢栄一。ものすごい推進力です。最近大河ドラマを見逃し続けているので改めて見直したいとも思いました。

  

主要な見所以外にもこの辺りは海運橋親柱、鎧の渡し跡、日枝神社など歴史スポットがたくさん。そして何より無料で楽しめて学べる!というのが良いですね😊無料で休憩スペースを提供しているかわいいカフェなどもあったので興味のある方はぜひ行ってみてください。

Momo

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